ドル円 GDPが好調だとドルが大きく上昇する可能性も

チャートは4時間足です。

今週はマイクロソフト(昨日発表)やテスラなど続々と決算発表されます。
そして26日木曜日に第4四半期GDPの速報値が発表されます。

現在アメリカのインフレ率は順調に下落基調にあり、FRBの利上げ幅は縮小段階に入りターミナルレートをどこに置くのか、またいつから利下げを開始するのかが焦点になってきています。
そこでカギとなるのはリセッションの深さです。
FRBとして一番理想なのはインフレ率を2%に持っていきつつ、ソフトランディングつまりリセッションが軽く済むような金融政策です。
しかし、どちらかを取らないといけないとなると優先するのはインフレを抑えることです。
そして現在インフレ率が順調に低下しています。
となればリセッションの深さはどうなるのか、金利引き下げはいつからなのかがマーケットとして注目されます。

急激に景気が後退するとなると利下げ観測が強まりますし、さほど景気が悪化してこないとなると利下げ時期が遠のくことになります。
それを判断する材料の一つとして、今週は第4四半期GDP速報値が発表され注目されます。

予想値は前回より0.6%ほど低く出ているので、市場は少し弱くなるとの予想になっています。
ここが予想より高く出ると米経済はまだまだ強いと認識されるので、利下げ期待も遠のきドルは上昇します。
逆に予想より悪化した場合は、早期利下げが期待され売られます。

さてドル円ですが、直近の値動きはジリ上げですが、去年後半に最高値をつけてから大幅に下落してきており、市場では売り方向で見ている人が多いかと思います。なので、もし今回のGDPの数字が予想よりも強い数字となれば、買いの逆指値を巻き込んで大きく戻る動きも期待できます。

なので今週ドル円はノーポジですが、期待値から考えるとあまり売りから入る妙味はあまりなさそうかなと考え始めました。
GDP発表直前の値動きや発表後にポジションを取るか考えたいのが正直なところです。(笑)

テクニカル分析的に、ロングを入れる目安として黄色い丸を付けたところは、チャネルの上限、レジサポライン、200SMAが重なるポイントなので、ここをレジサポ転換して上昇する動きがあればロングで入りたいですし、レジスタンスとしてしっかりと機能していれば指標次第では売りかなと思っています。
Fundamental AnalysisTrend Analysis

更多:

免责声明