私の尊敬する現役ファンドマネジャー、石原順氏のトレンドフォロー手法の検証を行いました。
今回は対象をFXにし、ドルストレートの日足となります(対主要通貨のみですが)。
表示のチャートはユーロドルです。
検証条件は下部に記載してあります。
■検証結果
○ユーロドル(OANDA:EURUSD)
・プロフィットファクター:0.958 (ロング:1.129、ショート:0.67)
・勝率28.57% (ロング:28.85%、ショート:28.3%)
○ポンドドル(OANDA:GBPUSD)
・プロフィットファクター:1.381 (ロング:0.883、ショート:1.992)
・勝率32.99% (ロング:30%、ショート:36.17%)
○豪ドルドル(OANDA:AUDUSD)
・プロフィットファクター:1.48 (ロング:1.284、ショート:1.745)
・勝率28% (ロング:26.92%、ショート:29.17%)
○NZドルドル(OANDA:NZDUSD)
・プロフィットファクター:1.16 (ロング:1.135、ショート:1.185)
・勝率28.16% (ロング:27.08%、ショート:29.09%)
■考察
・プロフィットファクターは1を上回っている場合が多かったです。
・NZドルドル以外はロングとショートのプロフィットファクターに差があり、上手くハマる場合とハマらない場合があるようでした。
・トレンドフォローの手法だけあって、勝率は悪いです。
設定したパラメータは以下のとおりです。
●ボリンジャーバンド(パラメータ:21)
●標準偏差ボラティリティ(パラメータ:26)
●ADX(パラメータ:14)
●ATR(パラメータ:14)
■エントリー条件
下記の①~③を全て満たした場合、次のローソク足の始値でエントリーします。
①ローソク足がボリンジャーバンドの±1σラインを外側に飛び出す(もしくは外側にある)
②標準偏差ボラティリティが上昇する
③ADXが上昇する
■エグジット条件
下記の①~④のいずれかを満たした場合、次のローソク足の始値でエグジットします。
①エントリー水準からATRの0.5倍水準まで逆行したらロスカット
②ローソク足がボリンジャーバンドの±0.6σラインの内側に入る
③標準偏差ボラティリティが下落する
④ADXが下落する
■検証期間
2016年1月~2020年12月までの5年間