■推進波の終焉
2021年12月にブレイクしてから上昇一途であったペソ円ですが、エリオット波動を描いてみると(紫の線)、6月3日の大統領選前の5月21日にピークを打ち、推進5波が終焉したように見えます。
ここからさらに上値を試すと仮定しても、推進2波と推進4波の存在を否定できない以上、その推進波に名前を付けることができません。
そのため、現在は修正波のターンと考えられます。
■現在は修正C波?
そう考えると、6月12日までの下落は修正A波と考えるのが自然で、そこで反発した7月10日までが修正B波でしょう。
いったん押したあと、さらに修正B波が上を目指す展開もあるのかな?と思っていましたが、例の一件でトランプの勝利が確定となった今、シェインバウムがトランプの圧に対抗できるとは到底思えず、ペソは逆風を覚悟しないといけない状態になりました。
となると、修正B波も終わって、現在は修正C波という仮説が自然な気がします。
■鋭角過ぎ!?
しかし、修正A波の線を引いてみると、さすがに急角度過ぎますし、この修正A波と同様の角度で修正C波も落ちていくとはちょっと考えられません。
ゆるやかに下落すると考えると11月5日の米大統領選に向けた、水色の線あたりが無難な予想ではないでしょうか。
■いくらまで下がる?
現在の下落が修正C波だと考えると、修正A波の安値8.219円は間違いなく下回るでしょう。
パターンとして考えられるのは、
①ソフトな下落パターン
推進4波で形成した8.082円か、8.155円あたりで修正C波が止まるパターン
②あり得そう下落パターン(1)
推進3波の0.382押しの7.947円
③あり得そう下落パターン(2)
推進3波の仲値形成した7.697円
④もっともハードな下落パターン
推進2波の始点である6.592円付近
■結論
②は線を引いてみるといくらなんでもゆるやか過ぎて違和感あるので③が本線。
『11月5日までの時間(109日)をかけて7.697円まで下落』
が結論です。
こちらの予測を基にマイナススワップを計算しながらショートで攻めたいと思っています。