NI225 日経平均 週足
米国の主要三市場が史上最高値を更新するなか、日経平均は昨年の秋の高値すら更新出来ていません。
日本株は良いところが無いのでしょうか?
それとも、ここから巻き返していくのでしょうか?
まずは、チャートを見てここまでの流れを振り返ってみましょう。
2016年から2018年までは綺麗な上昇トレンドでした。
上昇トレンドの基本は高値、安値が共に切り上がる動きですね。
そこから安値を下回ったことで上昇トレンドが破綻しました。
ここから下降トレンドに移行するのであれば、高値、安値が共に切り下がらなければいけません。
ところが、そうはならずに価格が収束してきました。ここが中間波動です。
週足で中間波動になっているということは、2019年は無理をしなくても良い動きであるということが分かりますよね。
後は、中間波動が破綻してトレンド相場に移行するところを狙うのです。
そして、その動きが9月から始まりました。
高値も安値も更新していなかった動きから、高値を更新してきました。
小さな「N」波動が出てきました。(黒色のABCのところです)
そこからさらに上昇して、もう少し大きな「N」波動がでてきました。(ピンクのABCのところ)
もし、昨年の秋の高値を更新すれば、もっと大きな「N」波動になっていきます。
このようにして中間波動が破綻してトレンド相場に移行していきます。
勿論、この「N」波動がすぐに終わり、中間波動に戻ったり、トレンド転換することもありますので、
決め付けてトレードするのではなく、上昇の「N」波動が出ているのか、下降の「N」波動が出ているのかを注意して見ていきましょう。
移動平均線大循環分析では、第1ステージの上昇期となっています。
「N」波動と共にステージの変化の両方を見ることで変化にいち早く対応できるようになります。
今後の動きに注目ですね。