USDCAD 押し目をつけて800MAに到達するか

先々週より注目していたドルカナダは、日足ベースの800MAに戻る最終段階。先週は全体的にドル高方向に動いたことと合わせて原油も下落しており、ドルカナダも一方向的に上昇していました。方向はわかっているものの押し目もつけず、ピボットポイントも無視して上昇していたため、タイミングを取るのが難しい状況でしたが、キリの良い場所やピボットを切上げたらサッとトレードするスタンスでついていければ良かったかなと思います。

【日足①】
快照

日足チャートを見ると、値動きとしては、フィボナッチエキスパンション(FE)100%とキリの良い1.29500が重なっており、だいたいこの辺りで上昇が止まり、下落してきています。

【原油】
快照

原油も直近では62.00が意識され下落が一時的に止まり上昇しています。しかし、経済活動再開が鈍化していることもあり、もう少し下落するのではないかと考えています。

【日足②】
快照

基本的には、800MAに向かっていく上昇を狙った押し目買いを仕掛けていきたいところ。
下落が止まりそうな(意識されそうな)場所としては、直近の上昇に対するフィボナッチリトレースメント(FR)50%とキリの良い1.27000が重なっているため、まずはここが狙いやすいポイントになるのではないだろうか。

ただし、カレンダー的には27日(金)からジャクソンホールが開催され、そこに注目が集まっているだろう。また実質的には今週が8月最終週で来週から夏枯れ相場も明けて参加者が戻ってくるタイミングでもある。その点を考慮すると、あまりホールドせずに買い回転でついていきたい。

押し目買いの場所に関しても、メインとしては1.27000からの買いを狙っていきたいが、1.27000を切り下げてくるようであれば、さらに一段下にFR61.8%と19日にタッチしなかったピボット(19日P)が重なっていて意識されやすいだろう。

またさらに一段下には、17日にタッチしなかったピボット(17日P)がキリの良い1.25500付近にある。
夏枯れ相場が明けたことを考えると、最大で8月初めの1.24500、FR100%まで戻る可能性も考えておきたい。

そういった点を考慮すると、焦ってすぐに仕掛けるのではなく、上記ポイントで下落が止まり、1~2段場所の情報を切上げたところから仕掛けたい。800MAまで上昇するとしても、かなりの値幅があるため、焦る必要はなく、一か八かで仕掛けて8月の最終週に大きな損失を被る方が手痛い。

それぞれの場所を切り下げるごとに、短期的な売りで細かいトレードをすることも出来るので、焦らずに押し目買いを待ちたい。
ただし、FR38.2%には既に到達しているため、このままズルズルと上昇していくようであれば、1.28000を目安に買い方向で仕掛けていきたい。
Fundamental AnalysisTrend Analysis

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