【 EBBX概要 】
EBBXでは、指数重みボリンジャーバンド(EBB)の±1σ、±2σが灰色で描かれ、EBBの0σと指数重み1次近似による推定値(e1p)のあいだに色が塗られています。その色分けは0σとe1pの上下関係とe1pが上昇中かどうかにより、赤(上昇トレンド)、青(下降トレンド)、灰(レンジ)です。
EBBXの基本パラメータτは、指数重みの重心です。
上のチャート右下には、τが1M(1ヶ月)で、barの数に換算して252本、続いてσの値幅が2.779円であることが表示されています。
EBBXの性質です。(0σは指数重み0次推定値なのでe0pとも呼んでます。)
1. e1p-e0pは近似直線の傾き(τあたりの値幅)
2. (e1p-e0p)/σは時間とpriceの相関係数
3. priceが+1σ超なら、σ(分散)増加
4. priceがe1p超なら、e1p-e0p(傾き)増加
5. priceが(e0p+e1p)/2超なら、e1p(1次推定値)増加
6. priceがe0p超なら、e0p(0次推定値)増加
【 上チャートの分析 τ=1M(1ヶ月)】
・この2τ弱、帯の赤が継続。買い
・この2τ弱、e1pの周辺を安定的に推移。買い
・(e0p+e1p)/2(≒146.9)を明らかに割り込むと帯の色が灰色になります
・e0p(≒145.6)を割り込むと帯の色が青になります
【 下チャートの分析 τ=1W(1週間)】
・この4τのあいだ、帯は赤と灰で赤が少し多い。レンジ感のある買い
・この10τのあいだ、下値は切り上げ、伸びが少ないものの上値も切り上げ
・τのあいだに2σの逆行が普通にある。1.3(≒0.653*2)円くらいの逆行があっても余裕で耐える必要がある
・日内の細かい変動は0.5σ以下の日が続いたあとで1.5σ往復もあった
(過去も参照できるように細かいチャートにしましたが、拡大したほうが見やすいと思います。)
【 USDJPYの来週の方針 】
基本的に、今週機能した「0σまで押し目買い」を継続します。
それ以下になったら防御的にします。
・0σ(147.6)までは上昇トレンド継続を狙い、押し目買い
・-1σ(147.0)まではレンジ相場を狙い、反発を待ってから買い
・利益0.5σ(0.33円≒0.653/2)で1/3利確し、下がったらまた買い
・9/11安値より安く(145.9)なったら損切
このσはτ=1Wの値です。