ロシア、ウクライナが2大生産大国である小麦。
有事リスクから2008年来の高値を更新するも
戦況を巡って先週末に長い上ヒゲを示現、手仕舞い売りが加速した。
1ブッシェル(約27キロ)当たり950セント近辺に強い抵抗ライン(青)が
あるため、ここからの高値超えには相応の買い材料が必要だが
テクニカル的にはまだまだ上昇トレンド継続と見る。
2008年、2012年の950セント示現時は急伸、急落のパターンで
トレンドがキレイに形成されなかったが
今回は、ボリンジャーの1σ、中心線がきれいにサポートする形で
上昇トレンドを形成しながら示現した高値であり、
今後も1σ、中心線を割り込まない限りトレンドは継続とみる。
RCIの中長期線は高値張り付きの二重天井。
赤い短期線が下降に転じる仮定では調整を強いられるが
短期線が再び反発するタイミングでは買い場となる。
MACDもゴールデンクロス状態を維持、
デッドクロスするまでは上昇トレンド継続。
フィボナッチリトレースメントの38.2%推しの775セント、
半値押しの717セントが押し目目処として意識されるが
ボリンジャーバンドの1σ、中心線(日々変化する)を支えに
反発する可能性もあり、注目していきたい。
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