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エクソンとシェブロン、過去最高の原油生産量で第3四半期の利益予想を上回る

重点:
  • エクソンの第3四半期利益は前年同期比5%減、シェブロンは精製マージンの低迷で21%減
  • しかし米石油メジャーは自然エネルギーに賭ける欧州のライバルを上回る
  • エクソン第3四半期の生産高は前年同期比24%以上急増し、過去最高の460万ブーペドに
  • シェブロン、第3四半期の生産高は前年同期比7%増の336万ブー ド
  • 需要鈍化とOPEC決定で試される原油増産

米国の石油生産会社エクソン・モービル (link) XOM とシェブロン (link) CVX は金曜日、第3四半期の利益が予想を上回り、欧州のライバルを上回った。

ライバルのBP (link) BP.とシェル (link) SHELは、風力発電、太陽光発電、再生可能エネルギーに多額の投資を行ったが、まだその効果は出ていない。一方、米国の両石油会社は、小規模な石油生産者の買収によって利益を得ている。

しかし、急増している生産量は間もなく、不透明な需要、特に石油輸入トップの中国 (link) と、OPECが早ければ来月にも生産抑制を解除する可能性から、困難に直面する可能性がある。需要の低迷((link))と供給過剰が懸念されるなか、OPECは日量18万バレルの追加生産計画((link))を延期する見通しだ。

エクソンは、パイオニア・ナチュラル・リソーシズ((link))への600億ドルの投資とデンベリー((link))の買収が配当となり、第3四半期に過去最高の日量460万バレル(石油換算)(boepd) を汲み上げ、前年同期比24%以上増加した。

530億ドルを投じたヘス HESの買収((link))が延期されているシェブロンは、第3四半期の生産高が7% 増の336万bpdとなった。前四半期にはパーミアン盆地で掘削リグを増設し、来四半期にはカザフスタンで生産拡大を開始する予定だ。

BPとトタルエナジーズ TTEに大きな打撃を与えた世界的な精製マージンの低迷により、両社とも前年同期比で減益となった。エクソンの第3四半期利益は前年比5%減、シェブロンは21%減。

両社の減益幅は、ウォール街の予想や欧州のライバル企業の減益幅よりも小さかった。BPは今週、 (link)、前年同期比30%の減益を報告した。トタルエナジーは (link)、調整後純利益が37%減少した。

LSEGのデータによると、エクソンの1株当たり利益はウォール街の予想を4セント上回ったが、シェブロンの調整後利益は2.51ドルで、アナリストの平均予想2.42ドルを大きく上回った。両社の株価は市場前の取引で2%近く上昇した。

両社とも、米国トップのシェール油田であるパーミアン・ベースンから記録的な量の石油とガスを汲み上げた。テキサス州とニューメキシコ州にまたがるパーミアン盆地からのエクソンの生産量は、過去最高の140万bepdを記録した。

エクソンは、この油田開発から足を洗うつもりはない。

「既存事業と新規事業の両方において、収益性の高い成長に投資する絶好の機会があると考えています」と財務責任者のキャサリン・ミケルズ氏は語った。

シェブロンは、昨年のPDCエナジー((link))の買収もあり、パーミアンの生産量は22%増の95万ブープドを記録し、来年には100万ブープドを達成する予定だと述べた。

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