2020年9月30日
アップルのチャートを作成して、特定のローソク足の形状を自動的に見つける新しい方法であるローソク足パターンに加えた更新をご紹介します。簡単で高速です。Bearish Engulfing candle (弱気の抱き線) から Shooting Star top (流れ星天井) までほぼすべてのローソク足パターンを検出する事ができます。 ご利用されるには、はじめに「インジケーター&ストラテジー」のメニューを開いて、その中の「ローソク足パターン」のタブをクリックし、ご利用されたいパターンを選択します。ローソク足パターンが自動的に検索されると特別なラベルがチャートに表示されます: 強気の場合には青、弱気の場合は赤、強気と弱気の双方のシグナルの場合には灰色です。ラベルの上にカーソルを合わせると、特定のローソク足の形状についての詳細を確認する事ができます。 この例で作成したチャートは、6月上旬以降のアップルで、それぞれ赤と灰色のラベルマーカーで示される Bearish Engulfing candle (弱気の抱き線) と Doji (同時線) が表示されています。アップルは年初来で50%以上上昇しています。しかしごく最近、巨大な弱気の抱き線が発生しました。矢印でチャート上のその場所を強調表示しています。これは潜在的な弱気のサインであり、センチメントと価格の動きが一気に下落に転じました。そのローソク足が形成された以降、アップルは約15%下落しています。ただし重要な点は、すべての弱気の抱き線が必ずしも長期的な売り払いに繋がるわけではないという事です。実際、他の3つの抱き線の発生時には、アップルは引き続き上昇を続けています。今回はどうでしょうか?それは時が教えてくれるでしょう。 またアラートを作成する事で、このローソク足がアップルに与える影響を追跡する事もできます。そうです – ローソク足パターンは、アラートシステムとも連動します。ローソク足パターンがチャートに出現する度に毎回通知を受け取りたい場合には、アラートを作成して携帯端末やデスクトップに通知する事やEメールで配信する事ができます。 頂いたフィードバックにも耳を傾けてきました。本日ローソク足パターンのメニューに17の新たなインジケーターが追加されています。 • Dark Cloud Cover (かぶせ線) と Piercing (切り込み線) • Morning Doji Star (三川明けの明星) と Evening Doji Star (三川宵の明星) • (強気と弱気の) Harami Cross (はらみ寄せ線) • Tweezer Bottom (毛抜き底) と Tweezer Top (毛抜き天井) • Rising Three Methods (上げ三法) と Falling Three Methods (下げ三法) • Rising Window (窓開け上昇) と Falling Window (窓開け下落) • On Neck (あて首線) • Upside Tasuki Gap (上放れタスキ線) と Downside Tasuki Gap (下放れタスキ線) • (強気と弱気の) Doji Star (寄り引き同時線) これらすべてのインジケーターは、公式のスクリプト言語であるPineで書かれています。アルゴリズムについてより深く理解されたい場合や、特定の設定に合わせてご自身で独自に構成、カスタマイズされたい場合には、インジケーターのソースコードを開いて、変更をお試しください。 このローソク足パターンについてのチュートリアルがお役に立てば幸いです。ご質問やコメントがございましたら、以下にメッセージを残してください。この投稿をお楽しみいただけましたら、いいねを押してください。